壁に棚をつけてもらうにはどれくらいの費用がかかるの?
棚を取り付ける際の注意点は?
費用を抑えるコツも教えてほしい!
壁に棚を取り付ける費用は、DIYする場合と業者に依頼する場合で大きく異なります。
今回は壁に棚を付ける方法や注意点、費用を抑えるコツをまとめました。
業者に依頼する際の流れとポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
壁に棚をつけることでスペースを有効活用し、お部屋のデザインを向上させることができます。しかし、どれくらいの費用がかかるのか、どのような取り付け方法があるのか、初めての方には分かりにくいものです。
本記事では、壁に棚をつけるための費用の内訳、DIYと業者依頼の違い、取り付け方の選び方や注意点など、壁に棚をつける際に必要な知識を詳しく解説します。
壁に棚をつけるための費用
壁に棚をつけるための取り付け費用は、業者に依頼する場合と自分で取り付ける場合で大きく異なります。また、棚のサイズや棚板の素材、棚受け金具などの材料費に加え、壁の補強が必要な場合や特殊な工具を使用する場合には追加のコストもかかるかもしれません。
相場を知り、予算と要望に応じて選ぶようにしましょう。
取り付け費用の相場
壁に棚を取り付ける作業を業者に依頼する場合、一般的な費用の相場は1万円から3万円程度です。この費用には、棚の取り付け工事や部品の取り付け作業が含まれます。
一方、DIYでの主なコストは材料費と工具の費用です。基本的には数千円から1万円以内で済む場合が多いですが、工具の購入や追加の材料が必要となると少し費用が上がります。
材料費
壁に棚を設置する際の材料費は使用する棚の素材やデザイン、サイズによって大きく変わりますが、一般的には、5千円〜1万円程度が相場です。壁の棚の主な材料には、棚板、棚受け金具、取り付けネジなどが含まれます。棚板の素材や厚さにより価格が異なり、木製の棚板は比較的安価ですが、ガラス製や金属製、カスタムメイドのものは相場よりも高価になる傾向があります。
また、棚の幅や奥行きが広いほど、棚板のサイズだけでなくネジやボルトといった取り付けに必要な金具の数も増えるため費用がかさみます。デザインと実用性をバランスよく考え、予算に応じて棚のサイズと素材を選ぶと良いでしょう。
業者の作業費
壁に棚を取り付ける際の業者による作業費の一般的な相場は、1万円から3万円程度です。この作業費には、棚の位置を決めるための測定や、取り付けに必要な道具や機器の使用が含まれます。
また、コンクリートやタイルの壁に取り付ける場合は、専門的な工具や技術が必要になるため、作業の難易度が高まり、費用が増加する可能性があります。業者の出張費(3千円〜1万円)も含まれるケースもあるため、総額が高くなることも考慮に入れておきましょう。
追加のコスト
壁に棚を取り付ける際、例えば壁の強度が不足している場合は、追加で補強工事が必要です。その他にも取り付けに特殊な工具が必要な場合、それらをレンタルする費用も考慮しておきましょう。
また、取り付け後のメンテナンスや修理が必要になることも考えられます。こうした追加のコストを事前に見込んでおけば、予算オーバーを防げます。
壁に棚をつける方法の選択肢
壁に棚をつける方法には、大きく分けてDIYで自分で取り付ける方法と、専門業者に依頼する方法の2つがあります。どちらの方法を選ぶかは、予算やスキルに応じて検討しましょう。
DIYで取り付ける場合
DIYで棚を取り付ける場合、棚板や棚受け金具、取り付け用のネジやアンカーなどが必要です。また、ドリルやレベル、メジャーなどの工具も必須となります。取り付ける壁の素材に応じて、使用するネジやアンカーを選びます。石膏ボードの壁には、強度を確保できる専用のアンカーを使うのがポイントです。
手順としては以下の通りです。
・取り付け位置を決め、水平かどうかをレベルで確認
・壁に取り付け穴を適切な間隔で開ける
・アンカーを挿入し、棚受け金具を取り付ける
・棚板を金具に固定する
DIYのメリットは、自分のペースで進められ、費用を抑えられることです。しかし、技術や道具の使い方に不慣れな場合、失敗するリスクがあります。
また、棚がしっかり固定されていないと、落下の危険性があります。初心者の方は、簡単な棚から始めて慣れていくと良いでしょう。
専門業者に依頼する場合
専門業者に棚の取り付けを依頼する場合、インターネットや口コミを利用して、実績のある業者を選ぶと良いでしょう。見積もり時には取り付け場所や希望の棚のデザイン、予算などを伝え、取り付け費用や材料費、追加作業の費用などを詳しく確認することが重要です。
業者によっては、壁の状態を事前に確認し、最適な取り付け方法を提案してくれるところもあります。壁の強度が不足している場合には、補強作業も含めた提案を受けられるでしょう。取り付け当日には、業者が専用の工具や部品を持参して作業を行います。
業者に依頼するメリットは、作業が確実で安心できる点です。自分で取り付ける場合に比べて、失敗のリスクがほとんどなく、耐荷重や仕上がりもプロの技術で保証されます。
棚をつける位置とデザインの選び方
棚を取り付ける位置やデザインは、部屋の用途やインテリアに合わせて選びます。取り付ける場所によって、必要な棚のサイズや形が変わります。デザインについては、棚板の素材や色、形状なども考慮し、空間に調和するものを選びましょう。
棚の用途に応じた設置場所の選び方
棚の設置場所は、棚の用途によって決まります。キッチンに棚を設ける場合、調味料や調理器具を置くことが多いため、耐荷重が高く、取り出しやすい位置に取り付けることが重要です。リビングでは、観葉植物や写真立てを飾るために、見た目と機能性を両立させた位置に設置すると良いでしょう。バスルームの場合防水性を考慮して湿気に強い素材の棚を選び、タオルやアメニティを整理しやすい高さに設置するのがポイントです。
棚の高さや幅は、使う人の動線や部屋のレイアウトを考慮して決める必要があります。棚が高すぎると使いにくく、低すぎると圧迫感を与えることもあるため、バランスが重要です。
子どもがいる家庭では、安全面も考慮し、子どもの手の届かない位置に設置することをおすすめします。棚の用途に合わせて最適な設置場所を選び、快適な生活空間を作りましょう。
棚のデザインのポイント
部屋の雰囲気に合わせて棚のデザインを選ぶことで、インテリアの一部としての役割を果たします。例えば木製の棚板は、温かみのあるナチュラルな雰囲気を作り出しますが、ガラス製ならばモダンでスタイリッシュな印象を与えるため、シンプルなデザインの部屋に適しています。金属製の棚は、インダストリアルな雰囲気を演出するのに最適です。
色選びもデザインの大切な要素であり、棚板の色を壁と同じトーンにすると、部屋全体が広く感じられます。一方で、アクセントとして異なる色を選ぶことで棚を強調し、インテリアのポイントにすることができます。
棚の形状も工夫次第で空間に個性を与えられます。例えば、角に取り付けるL字型の棚や、曲線を活かしたデザインなど、設置場所に合わせて選択すると良いでしょう。
棚を取り付ける際の注意点
棚を壁に取り付ける際には、壁の種類を確認したうえで適切な取り付け方法を選ぶ必要があります。壁の種類と取り付け方法、そして安全性と耐荷重について解説します。
壁の種類と取り付け方法
一般的な住宅の壁には石膏ボード、コンクリート、木壁などが使われています。石膏ボードの壁の場合、耐荷重が低いので、専用のアンカーを使用して棚受け金具を固定する必要があります。石膏ボード専用のアンカーを使えば、棚の落下を防ぎ、安定した取り付けが可能になります。
コンクリートの壁に取り付ける場合は、電動ドリルで穴を開け、コンクリート用のビスやアンカーを使うのが一般的です。木壁の場合、直接ネジを打ち込むことができますが、強度の確認が必要です。柱や間柱にしっかりと固定し、棚の安定性を確保しましょう。
壁の内部構造を確認し、壁の強度に合った取り付け方法で適切な位置に取り付けることで、安全かつ美しく棚を設置できます。なお、賃貸住宅の場合は壁に穴を開けることができないケースもあるため、賃貸でも使える壁面収納グッズを活用するなど設置方法に工夫が必要です。
安全性と耐荷重
棚の耐荷重は、棚板の素材や取り付け方によって異なります。重い物を置く予定がある場合は、耐荷重の高い棚受け金具や、厚みのある棚板を選ぶことが重要です。取り付ける壁の強度も考慮し、石膏ボードの場合は専用のアンカーを使用するなど、取り付け方法にも注意しましょう。
壁に取り付けた棚の具体的な耐荷重量の目安としては、石膏ボード用アンカー使用して約5~20kg、コンクリート壁で金属ブラケットを使用する場合は30kg以上です。
また、耐荷重を超えるものを置くと、棚の落下や壁の破損の原因となるため、注意が必要です。特に、お子さんやペットがいる家庭では、棚の高さや固定方法に注意し、落下のリスクを最小限に抑えましょう。設置後も定期的に棚の状態を確認しておくと安心です。
業者に依頼する際の流れとポイント
業者に棚の取り付けを依頼する際には、見積もりの依頼から契約、施工当日までの準備や確認事項について理解しておきましょう。トラブルを防ぎ、安心して業者に任せられます。適切な業者を選ぶためのポイントや、施工後のチェックリストも含め、知っておくべき情報をまとめてご紹介します。
見積もりのコツ
見積もりでは取り付ける棚の位置やサイズ、素材、希望するデザインなどの詳細を伝えます。業者は現地調査を行い、取り付けに必要な作業や費用を見積もります。
算出された見積もり内容に取り付け費用や材料費、追加作業の有無などが含まれているかを確認しましょう。複数の業者から見積もりを取り比較検討すれば、納得のいく契約を結ぶことができます。
契約時の注意事項
契約を結ぶ際には見積もり内容をしっかり確認し、追加費用が発生する条件や作業範囲を明確にしておくことが重要です。施工後の不具合に対応してくれるか、保証期間はどのくらいあるかといったアフターサービスの内容も確認しておくと、後々のトラブルを防げます。
施工当日の準備と確認事項
施工当日は業者がスムーズに作業できるよう、棚を取り付ける壁の周辺を片付けて作業スペースを確保しましょう。棚の取り付け位置や高さ、デザインについても再度確認し、施工前に業者と取り付け内容を共有して、細かな要望や変更点があれば伝えておくと、施工後の仕上がりに満足できるようになります。
また、施工中は安全のために作業エリアに立ち入らないようにしましょう。特に、小さなお子さんやペットがいる場合は、別の部屋で待機するなど、安全対策を講じてください。
施工後は、業者と一緒に取り付けた棚を確認し、希望通りの仕上がりになっているかチェックします。取り付けが完了したら、棚の耐荷重や使用上の注意点について、業者から説明を受けましょう。
完成後の確認ポイント
棚の取り付けが完了したら、まず仕上がりを確認しましょう。棚が水平になっているか、しっかりと固定されているかがチェックのポイントとなります。取り付けた棚が予定していた荷重に耐えられるかをテストしたり、取り付け部分にひび割れや傷がないかも確認したりして、問題があればその場で業者に伝えることが重要です。
また、完成後に発生する可能性のあるトラブルについても、業者から説明を受けておくと安心です。例えば棚のメンテナンス方法や、万が一の際の対応について、事前に情報を把握しておくことで、長く安全に棚を使用することができます。
壁に棚をつける費用を抑えるコツ
自分で壁に棚をつけるDIYを行う場合は、費用対効果の高い材料を選ぶのがおすすめです。また、業者に依頼する際は複数の見積もりを比較することでコストを削減できます。
DIYのコツと注意点
DIYで棚を取り付ける際、材料はホームセンターやオンラインショップで安く購入できるものを選びましょう。棚板や棚受け金具は、シンプルなデザインのものを選ぶとコストを抑えられます。
また、余っている材料やリサイクルショップで手に入れた棚板を利用するのも一つの方法です。工具については、購入ではなくレンタルにすれば費用を削減できます。
注意点として、DIYには一定の技術が求められます。棚を取り付ける際は壁の種類や耐荷重を考慮し、適切な方法で取り付けることが大切です。費用を抑えつつ、しっかりとした棚を取り付けるために、事前に取り付け手順をしっかりと確認し、必要な道具を揃えておきましょう。
お得な業者の選び方
業者に依頼する費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。見積もりを比較して適正な価格を知ることがで、無駄な費用を削減できます。中には、初回の顧客限定で割引を行っている業者や、キャンペーンを実施している場合もあるため、事前にリサーチしてお得な業者を見つけましょう。
あわせて、サービス内容も確認しておくと安心です。例えば、アフターフォローが充実している業者や、施工後の不具合に対して無償で対応してくれるところは、長期的に見てお得といえます。
その他デザインのアドバイスや、壁の強度に合わせた取り付け方法まで提案してくれるなど、安さだけにこだわらず品質やサービス内容を総合的に判断して、コストパフォーマンスの高い業者を選びましょう。
まとめ
壁に棚をつけることは、部屋のスペースを有効に使い、収納やインテリアを充実させる方法です。費用や取り付け方法、注意点を事前に理解しておくことで、失敗を防ぎ、理想的な棚を作ることができます。
DIYと業者依頼、それぞれのメリットとデメリットを把握し、自分のニーズに合った方法を選んで理想の空間を作りましょう。
コメント