アンケート調査の費用相場は、自前で行うなら0円、調査ツール・パネルを利用するなら3万〜15万円、調査会社へ丸投げする場合は30万〜100万円以上が目安です。
このように、手法によってコストは大きく変動します。本記事では、予算内で最大の効果を得るためのツール選びと、コストを左右する要因について詳しく解説します。
1. 【手法別】アンケート調査の費用相場・比較表
「誰がどこまで作業を担当するか」によって、以下の通り費用感が分かれます。
| 調査手法 | 費用感(目安) | 特徴 | 向いているケース |
| SNS・自社リスト(自前) | 0円 | 自社フォロワーや顧客への調査。実費ゼロ。 | コストをかけず、ファンの熱量を知りたい時。 |
| クラウドソーシング | 3,000円 〜 3万円 | クラウドワークス等を利用。単価が安い。 | 一般的な意識調査や、大量の回答が欲しい時。 |
| セルフ型(調査パネル) | 3万円 〜 15万円 | Fastask等の専用ツール。回答者の質が高い。 | 信頼性とコストを両立させたい、自社制作の記事。 |
| 調査会社(丸投げ) | 30万円 〜 100万円超 | 企画から分析までプロが担当。 | メディア露出を最優先する大規模な調査PR。 |
2. 費用の変動を左右する要因
基本料金に加えて、以下の設計によって最終的なコストが変動します。
設問数と条件分岐の複雑さ
質問数が増えるほど単価は上がりますが、特に「条件分岐(ロジック)」を多用する場合は注意が必要です。「Aと答えた人にだけ、追加でBを聞く」といった分岐が複雑になると、システム利用料や構築費用が加算されるケースがあります。
サンプル数(n数)とターゲットの希少性
回答者一人あたりの単価 × 人数で実費が決まります。「20代女性」などの一般的な層は安価ですが、「年収1,000万円以上の経営者」といった母数が少ない層をターゲットにする場合、一人あたりの回収単価は跳ね上がります。
3. 目的別のおすすめアンケートツール
低コストでスピード重視(自前・クラウド)
- SNSアンケート(X、Instagram等)フォロワーがいれば費用は0円です。拡散性が高くリアルタイムの声を拾えますが、回答者の属性に偏りが出やすいため「話題性重視」の企画に向いています。
- Google フォーム無料ツール。既存顧客へのメール配信や社内調査に最適です。
- クラウドワークス / ランサーズ安価に大量のサンプルを集められますが、回答の質にバラつきがあるため、データの洗浄(クレンジング)が必須です。
高品質な一次情報を取得する(セルフ型ツール)
- Fastask(ファスタスク)セルフ型の代表格。ジャストシステムの高品質なパネルに配信でき、メディア掲載に耐えうる信頼性の高いデータが5万〜10万円程度から取得できます。
- Questant(クエスタント)マクロミル提供のツール。直感的な操作で、複雑な条件分岐の設定も容易です。
4. 調査後の「記事化」にかかる費用は?
アンケートでデータを集めた後は、それを読み応えのある「記事」に仕立てる工程が必要です。自社で執筆するリソースがない場合は、記事作成代行会社やフリーランスライターへ外注することになります。
記事作成の費用相場は、SEO記事で1本あたり2万〜5万円、取材や専門的な考察を含む場合で5万〜10万円以上と、内容によって異なります。アンケート調査の予算を組む際は、この「ライティング費用」も合算して考えることが重要です。
記事作成代行のより詳細な費用相場や選び方については、以下の記事で詳しく解説されています。

5. 調査会社へのフルアウトソーシング(丸投げ)の相場
「企画の切り口が思いつかない」「分析まで手が回らない」という場合は、専門会社へ依頼する選択肢があります。
- 相場:30万円 〜 150万円企画コンサルティング、不整合データの排除、専門的なクロス集計、プレスリリース原稿の作成まで含まれます。高い投資になりますが、大手メディアへの掲載を狙う場合、広告換算価値を考えれば非常にROIが高い手法と言えます。
まとめ:予算と「出口」のバランスで選定する
アンケート記事の費用は、得たい成果(出口)から逆算して選ぶのが正解です。
- SEOやブログ強化が目的なら: 自前やクラウドソーシング、セルフ型ツールで3万〜5万円程度。
- リード獲得や資料請求が目的なら: セルフ型の上位プランで10万円程度。
- メディア露出やブランディングが目的なら: 調査会社を活用して30万円以上。
まずは小規模な調査から始め、手応えを掴んでから大規模な「資産型コンテンツ」へと移行していくのも賢い戦略です。


