メルマガの成果は、配信ツールやデザインよりも、文章そのものの出来に大きく左右されます。
同じリスト、同じタイミングで配信しても、ライティング次第で開封率やクリック率が大きく変わるのは珍しくありません。
ただし、メルマガのライティングは「うまい文章を書くこと」ではありません。
限られた文字数の中で、読まれ、理解され、次の行動につながる文章を書くことが求められます。
本記事では、メルマガ特有のライティングに焦点を当て、本文の書き方、文章量の考え方、タイトル(件名)の文字数、HTMLメールでの文章とビジュアルの関係まで、実務で使える視点で整理します。
メルマガ本文は「1通1メッセージ」で書く
メルマガのライティングで最も重要なのは、1通で伝える内容を一つに絞ることです。
伝えたいことが複数あると、文章は長くなり、論点もぼやけます。
成果が出ているメルマガは、共通して「この1通で何を伝えるのか」が明確です。
補足情報や別の話題は、あえて書かず、次回に回す判断をしています。
メルマガは「説明し切る文章」ではなく、一つの視点を伝え、次の行動につなげる文章だと考えると、内容の取捨選択がしやすくなります。
冒頭文は「説明」ではなく「読む理由」を書く
本文の冒頭でありがちなのが、前置きや背景説明から入る書き方です。
しかし、メルマガではそこまで読んでもらえません。
冒頭文の役割は一つです。
「これは自分に関係がある」と瞬時に伝えること。
課題提起、疑問、結論の先出しなど、形式は問いませんが、読む理由が最初に示されていない文章は、その時点で離脱されます。
本文は「結論 → 理由 → 補足」で組み立てる
メルマガでは、話を引っ張る必要はありません。
むしろ、結論を先に書いた方が最後まで読まれやすくなります。
おすすめの流れは以下です。
| 構成 | 役割 |
|---|---|
| 結論 | 何を伝えたいかを明確にする |
| 理由 | なぜそう言えるのかを補足する |
| 補足 | 事例や注意点で理解を助ける |
この順番を守るだけで、文章は自然と短く、読みやすくなります。
メルマガに適切な文章量の目安
文章量に正解はありませんが、実務上の目安はあります。
| 配信タイプ | 文字数目安 |
|---|---|
| BtoBメルマガ | 400〜800文字 |
| お知らせ中心 | 300〜500文字 |
| コラム型 | 600〜800文字 |
800文字を超えそうな場合は、「この内容は1通で書くべきか?」を一度立ち止まって考えるのが安全です。
メルマガは、すべてを書き切る場ではありません。
メルマガのタイトル(件名)は何文字が適切か
タイトル(件名)は、本文以上に重要です。
開かれなければ、本文は存在しないのと同じだからです。
実務で安定しやすい文字数の目安は次の通りです。
| 配信環境 | 推奨文字数 |
|---|---|
| スマートフォン | 15〜25文字 |
| PC | 25〜35文字 |
| BtoB全般 | 20文字前後 |
特にスマートフォンでは、長い件名は途中で切れてしまいます。
そのため、一番伝えたい言葉を前半に置く意識が重要です。
タイトルは説明文ではなく、本文を読む理由を作る文章だと考えると、書きやすくなります。
HTMLメールでも「文章が主役」
HTMLメールの場合、デザインや画像に目が行きがちですが、基本は変わりません。
文章だけでも意味が通る構成を作り、画像は理解を助ける補助として使います。
画像が表示されなくても内容が伝わる文章設計にしておくことで、読了率やクリック率も安定しやすくなります。
CTAも、文章で意図を伝えたうえで、ボタンを補助的に使うのが現実的です。
メルマガライティングの要点まとめ
最後に、メルマガライティングのポイントを整理します。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 内容 | 1通1メッセージ |
| 冒頭 | 読む理由を最初に示す |
| 構成 | 結論 → 理由 → 補足 |
| 文字数 | 400〜800文字が目安 |
| 件名 | 20文字前後 |
| HTML | 文章主導、画像は補助 |
まとめ|メルマガは「削られた文章」が一番強い
メルマガのライティングで重要なのは、表現を足すことではありません。
不要な説明を削り、読む負担を減らすことです。
伝えたいことを一つに絞り、短い文章で流れを作り、次の行動を明確にする。
この基本を守るだけでも、メルマガの反応は大きく変わります。
