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LPのCTAボタンでクリック率を劇的に上げる鉄則|デザイン・コピー・マイクロコピーの正解と事例集

LPのCTAボタンでクリック率を劇的に上げる鉄則 デザイン・コピー・マイクロコピーの正解と事例集

「ファーストビューの画像も変えた、キャッチコピーも磨き上げた。それなのに、コンバージョン(CV)が一向に増えない」

そんな悩みを抱えているWeb担当者の方は、一度「CTAボタン」を見直してみてください。CTAとはCall To Action(行動喚起)の略で、「申し込み」や「購入」を促すボタンのことです。

ランディングページ(LP)において、CTAボタンは最後の関門です。どんなに素晴らしい商品でも、どんなに説得力のある文章でも、最後のボタンが「押したくない」ものであれば、ユーザーは離脱してしまいます。つまり、押されないボタンは、かけた広告費をドブに捨てているのと同じことなのです。

本記事では、クリック率(CTR)を劇的に高めるためのCTAボタンの鉄則を解説します。単なるデザイン論だけでなく、プロが実践している「言葉の選び方」や、ユーザー心理を動かす「マイクロコピー」の技術まで、具体的な事例とともにお伝えします。


目次

【デザイン編】「ボタンだ」と認識させる視覚の鉄則

まずは大前提として、ユーザーに「これはクリックできるボタンだ」と瞬時に認識させなければなりません。デザインの基礎的なルールを押さえましょう。

色は「補色」で異物感を出す

おしゃれなLPを作ろうとして、ボタンの色までサイトのトーン&マナーに合わせて馴染ませてしまうのはNGです。ボタンは、ページの中で最も目立つ「異物」でなければなりません。

最も効果的なのは、LPのメインカラーの「補色(反対色)」を使うことです。例えば、青や緑がベースの信頼感のあるサイトなら、ボタンはオレンジや黄色といった暖色系にすることで、視覚的に強くアピールできます。

形と動きで「押せる感(アフォーダンス)」を出す

最近はフラットなデザインが主流ですが、CTAボタンにおいては、あえて立体感(ドロップシャドウ)をつけたり、角を丸くしてボタンらしさを強調したりする方がクリック率は高まる傾向にあります。

また、マウスを乗せた時(ホバー時)に色が少し変わる、凹むような動きをする、キラッと光るアニメーションを入れるなど、インタラクティブな反応を返すことで「ここは押せる場所だ」と直感的に伝える工夫も有効です。


【ライティング編】「行動」を促すボタンコピーの鉄則

デザインで目を引いたら、次はボタンの中身、「言葉」で行動を促します。事務的な言葉を排除し、ユーザー目線の言葉に変換しましょう。

「売り手目線」から「買い手目線」へ変換する

「送信する」「問い合わせる」「申し込む」といった言葉は、企業側の都合(売り手目線)の言葉です。ユーザーにとっては「面倒な作業」に見えてしまいます。

ボタンの言葉は、ユーザーがそのボタンを押すことで得られるメリットや、能動的な行動(買い手目線)に変換しましょう。

  • NG例:「送信する」
  • OK例:「無料で資料を受け取る」「今すぐ試してみる」「プロに相談する」

【プロの技】流入経路(広告)とボタンの言葉を一致させる

ここがプロのこだわりポイントです。CVRが高いLPは、ユーザーが「何を探してLPに来たか(検索意図)」に合わせて、ボタンの言葉を最適化しています。

例えば、「ライティング 依頼」というキーワードの広告から流入したユーザーには、「ライティングの相談をしてみる」というボタンを表示します。

一方で、「LP制作 費用」というキーワードから来たユーザーには、「LP制作の見積もり相談をしてみる」というボタンを表示します。

流入前のユーザーのモチベーションと、着地したLPの出口(ボタン)の言葉を一貫させることで、「求めていたものがここにある」と確信させ、迷わずクリックさせることができます。


【心理誘導編】最後のひと押し「マイクロコピー」の魔力

マイクロコピー改善前と改善後

ボタンのデザインと言葉を整えても、ユーザーは最後の瞬間に「本当に押していいのかな?」「面倒くさそうだな」と躊躇します。この心理的なブレーキを外し、背中を押すのが、ボタンの周囲に添える小さな文字「マイクロコピー」です。

商材の特性や、ユーザーが抱える不安に合わせて最適なマイクロコピーを添えることで、クリック率は劇的に変わります。

【保存版】商材特性別・マイクロコピー活用マッチング表

自社の商材タイプに合わせて、どのような心理誘導が効果的か、以下の表を参考にしてみてください。

商材タイプユーザーの心理・状況狙う心理効果効果的なマイクロコピー例
一点物・在庫僅少
(中古車、不動産など)
「他に取られたくない」「なくなったら終わりだ」競争心、焦燥感
(希少性の原理)
・○○人が検討しています
・現在○○人が閲覧中です
比較検討型・人気商材
(ホテル、コスメ、ECなど)
「みんな使ってる?」「失敗したくない」安心感、社会的証明
(バンドワゴン効果)
・今月○○人が購入しました
・ランキングNo.1獲得!
期限・数量限定型
(キャンペーン、セミナーなど)
「今じゃなくてもいいか」(後回し)緊急性、限定性・残りあと3名様
・今月31日まで限定価格
高額・BtoB商材
(SaaS、コンサルなど)
「導入失敗が怖い」「社内説得が必要だ」リスクリバーサル
(信頼の担保)
・導入実績1,000社以上
・30日間返金保証付き
・無料デモ体験あり
入力が面倒な商材
(会員登録、資料請求など)
「時間がかかりそう」「個人情報が心配だ」手間の軽減
心理的ハードルの低下
・1分で簡単入力
・クレジットカード登録不要
・強引な勧誘はありません

ボタンの配置場所はここが正解

最高のCTAボタンができたら、それを適切な場所に配置しましょう。ユーザーの感情が高まったタイミングを逃さないことが重要です。

  1. ファーストビュー直下ページを開いてすぐに興味を持った、せっかちなユーザーのために必ず設置します。
  2. 各セクションの区切り商品のメリットや証拠を提示し、ユーザーが納得したタイミングで行動を促します。
  3. ページの最下部(クロージング)最後まで読み進めた熱量の高いユーザーのために、最後にもう一度強くプッシュします。
  4. 追従ボタン(スマホ最適化)スマートフォンでは、スクロールしても常に画面下部にボタンが表示される「追従型CTA」を設置することで、機会損失を大幅に防げます。

まとめ

LPのCTAボタンは、単なる飾りではありません。

  • 目立つ「デザイン」
  • 行動を促す「言葉(コピー)」
  • 不安を払拭する「心理誘導(マイクロコピー)」

この3つの要素が組み合わさって初めて、クリックされるボタンになります。特に、「流入経路との一致」や「商材に合ったマイクロコピーの選定」は、プロが必ず意識しているポイントです。

「自社の商材なら、どんなボタンが最適なのか?」「今のLPのボタンを改善してCVRを上げたい」とお考えの方は、ぜひ当社の無料診断をご利用ください。御社の課題に合わせた具体的な改善案をご提案いたします。

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