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社内報記事の見積りの見方|取材・編集・デザインを含む費用構造を解説

社内報記事の見積りの見方

社内報記事の見積りの見方とは

社内報は、企業文化や社員の思いを可視化する“社内ブランディングメディア”です。
社内向けとはいえ、取材・撮影・編集・デザインの全工程が必要であり、
外注費用は想定以上に幅があります。
この記事では、社内報記事の見積り内訳と、比較時の注意点を解説します。


社内報記事の特徴と見積り構造

項目内容費用の目安
企画構成・テーマ設計特集企画・連載企画・全体構成10,000〜30,000円
取材・インタビュー社員・役員・現場取材10,000〜25,000円
撮影ポートレート・職場・集合写真10,000〜30,000円
執筆・編集原稿執筆・見出し作成・トーン調整10,000〜20,000円
デザイン・レイアウト紙面・PDF・イントラ掲載向け装丁15,000〜40,000円

通常、1本あたり3〜8万円程度
数ページ構成の1号あたり10〜30万円前後が目安です。


基本費用項目(企画・取材・編集・デザイン)

  1. 企画構成費
     特集テーマ・連載企画・構成案の設計。
     紙面構成やトピック選定まで含める場合、編集者の関与が増えます。
  2. 取材費
     社内取材(オンライン・現地)、社員・役員・現場担当者のヒアリング。
     取材調整や承認対応の負担も大きく、ここに時間がかかります。
  3. 編集・ライティング費
     文体トーン統一・構成整理・リライト。
     社内広報の読みやすさを重視するため、校正回数が多いのが特徴です。
  4. デザイン費
     PDF版/イントラ掲載用/印刷用など媒体別に調整が必要。
     表紙・タイトルデザインや写真配置を含みます。

オプションで変動する追加費用

オプション項目内容費用の目安備考
イラスト・図版制作社内制度や成果をわかりやすく図解5,000〜15,000円/点企画ページで有効
ファクトチェック社内データ・役職・数値の確認1,000〜3,000円広報チェックに必須
監修・広報承認広報・人事・経営層の確認対応5,000〜10,000円複数回発生する場合あり
印刷・納品管理PDFデータ入稿・印刷所対応10,000〜30,000円紙面制作時のみ
イントラCMS入稿社内ポータル投稿・リンク設計2,000〜5,000円デジタル社内報用
撮影追加集合写真・動画収録10,000〜20,000円記念号や周年号で発生

紙・デジタルいずれでも、広報・人事承認フローが費用と工数に直結します。
修正回数や承認段階を見積り段階で明確にすることがポイントです。


見積り比較時に確認すべきポイント

  • 印刷・イントラ対応の有無(どこまで含むか)
  • 撮影費用が別か込みか
  • 修正回数・承認対応範囲
  • 社内調整・部署間連携のサポート範囲
  • 連載・定期制作の割引有無

特に社内報は「1号単発」ではなく「定期制作」で継続することが多く、
年間契約時のディスカウント条件を比較するのが効果的です。


よくある誤解と注意点

  • 「社内向けだから安い」は誤解
     社外公開よりも表現監修や社内承認の手間が大きいケースが多いです。
  • 紙面とWebを同じ原稿で流用できないことがある
     見出し構成・文字量・画像サイズなどが異なり、別途調整費が発生します。
  • デザイン費を削ると品質が落ちる
     特に紙面ではデザインが印象を決めるため、妥協は禁物です。

STSデジタルの見積り例

区分内容費用目安
企画構成テーマ設計・特集企画10,000円〜
取材・撮影現地/オンライン取材・写真撮影20,000円〜
執筆・編集原稿執筆・トーン調整15,000円〜
デザイン紙面・イントラ用レイアウト20,000円〜
オプション:監修・印刷対応広報チェック・入稿管理10,000〜30,000円
オプション:イラスト・イントラ投稿図解作成・イントラCMS反映5,000〜15,000円

STSデジタルでは、紙・PDF・イントラ掲載いずれにも対応し、
企画から編集・撮影・納品までワンストップで実施可能です。
年間発行の社内報や、特集号の単発制作も柔軟に対応しています。


まとめ

社内報記事の見積りでは、印刷・デザイン・承認対応の範囲を明確にすることが重要です。
単発か定期か、紙かデジタルかでコスト構造は大きく変わります。
「どの工程を社内で担うか」を決めてから見積りを比較すれば、
無駄のない発注が可能になります。


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