株式会社STSデジタル

#16 記事制作が初回無料……だって?

こんにちは。小梅です。

先日、こんなメールを発見しました。

“トライアル記事の無料提供を含めたサービス紹介”……“トライアル記事の無料提供”……

連日の〆切マラソンで、目が疲れているのかもしれない(ごしごし)。

“トライアル記事の”……“無料提供”……

……え??

ライターを腱鞘炎に追い込む狂気のキャンペーンが、知らないうちに始まっていました。

いいですか?
言わずもがな、ライターは文章を扱う職人です。
少なくとも僕はそう自負し、誇りをもって記事を書いています。

それを……その職人芸を……タダだと??
鬼畜の所業……!!!!

まったくもう、書く人の気持ちも知らず、とんでもないことを始めやがりましたね。

……とはいえ、深呼吸を50回してから冷静に考えてみると、爆増しそうな仕事量以外は合理的な戦略のようにも思えてきました。

なぜなら、〈文章の良さ〉というやつは、とにかく分かりにくいからです。

そしてよさが分かりにくいことは“売りにくさ”や“買いにくさ”にも直結します。

そりゃそうですよね。
何がいいか分からないものに、値段のつけようがありませんし、お客さんだって価値を見出すことが難しいですから。

そういうわけで、このキャンペーン、僕の勝手な想像ですが、「まずは無料で1本試してもらって、うちの商品のよさを分かってもらおう」という狙いなわけです。
(制作側に向けて言えば「とりあえず実力(筆力)を見せつけて、お客さんを驚かせてくれや」というセールスや経営陣からのメッセージでしょう)

手前味噌ですが、これはもちろん、僕らライターやディレクター陣の作り上げるもののクオリティに対して会社として自信があるからできること。
「まあ無料だしこんなもんか」と思われないプライドがあるってこと。

とはいえ、初めましてのお客さんにはそんなこと知る由もありません。
まずは、文字通り「ものは試しに」の精神で、連絡してみちゃってください。お待ちしています。