株式会社STSデジタル

#11 著名人と仕事をする

こんにちは、代打の切り札・小梅です。

あちこちのクライアントさまの年度末進行のため、おかげさまで忙しい日々を送っています。
僕だって決して手が空いているわけではないのですが、谷宮が忙しすぎて書けなさそうなので、今回も代打しちゃいます。

\お仕事依頼・相談お待ちしております!/
小梅メールアドレス:m-umezawa@sts-d.com

さて、前回を読むと分かる通り、先日、谷宮は帝国ホテルさんのパーティーに行ったようですね。

キメ顔の写真をさらっと上げてましたが、僕もちょうど1ヶ月くらい前、とあるご縁があり、第170回芥川賞・直木賞授賞式にお誘いいただき行ってきました。

壇上左から、万城目学さん、河崎秋子さん、九段理江さん

ちなみに余談ですが、会場で振舞われていたローストビーフ、めっちゃくちゃ美味しかった!!

……とパーティーの話ばかりしていると、こいつら華やかな場所に出入りしてばっかじゃん、と思われそうですが、基本は黙々と原稿を書いたり、親会社・システムサポートの法務部による法務研修なんかもきっちりと受けたり、業務の95%くらいは地味なものです。

さて、今日の本題へ入ります。

まずは露骨に実績紹介させてください

僕はSTSデジタルのライターチームに所属しています。

基本は何でも書く生き物ですが、一口にライティングといっても色々ありまして、僕はチームのなかでも主に芸能やホビーなどエンタメ周りの記事を書くことが多いです。
(他のメンバーは経営者取材や求人に掲載する社員インタビューを得意としていたり、各々に得意分野が存在します)

そんなわけで、仕事の性質上、芸能人・著名人と関わることも多いです。
単発のインタビュー取材や連載などで、芸人、アイドル、俳優、声優、アーティスト、スポーツ選手、作家……とこれまで実に様々な芸能人・著名人と仕事をさせていただいてきました。

たとえば、こんな風に。

\直接連絡しても大丈夫!/
小梅メールアドレス:m-umezawa@sts-d.com

多くのWebメディアでは、ブランディングや読者の流入を主な目的として、こうした芸能人・著名人のインタビューなどが掲載されていたりします。
Webサイトを見ているとサイトの端のほうに現れる広告や、テレビコマーシャルで芸能人・著名人が起用されるのも、商品の訴求やイメージアップを図るためですから、それと大きくは変わりません。

もちろん彼らは広告に起用されたり、インタビューに応じたりすることで対価を得ています。芸能人・著名人は顔や名前を出すこと自体が価値になるわけです。

この価値を守る権利を「パブリシティ権」と言います。

「パブリシティ権」とは、「有名人や著名人が、自己の氏名や肖像等が、商品の販売等を促進する顧客吸引力を有する場合、対価を得て第三者に排他的に使用することができる権利」である。

【補足】

①パブリシティ権法という法律はないが、「パブリシティ権」は最高裁の判例でも認知されている。

②「パブリシティ権」の侵害にあたる3つの事例2009年の最高裁では、「無断で使用」かつ「顧客の吸引力の利用を目的」にしている場合がパブリシティ権の侵害に該当するとされた。そこで示された事例は、以下のとおりである。

(1)肖像等それ自体を独立させて鑑賞の対象となる商品等として使用すること(2)商品等の差別化を図る目的で肖像等を商品等に使用すること(3)肖像等を商品等の広告として使用すること

株式会社システムサポート法務部作成の研修資料より抜粋

似たようなものだと「肖像権」がありますが、これが「肖像を無断で公表・使用されない」という人格的利益を優先した考え方に基づいているのに対し、「パブリシティ権」は「顧客吸引力に着目して使用される」ことで生じる財産的利益を保護しているという違いがあります。

つまり一般人の顔や名前に財産的利益はないが、芸能人・著名人の顔や名前には財産的利益があり、それは「パブリシティ権」によって守られてるということ。

この財産的利益というやつが、マジですごいのです。

パブリシティのパワーは絶大なのだ

画像出典:https://blog.ermine.co.jp/2019/05/14/pid9271/

これは以前、インタビュー取材もさせていただいたことのある石塚英彦さんがイメージキャラクターを務めるサカゼンのWeb広告。
身体の大きい人に向けた大きいサイズの服を取り揃えることで知られるショップで、CMなんかも見たことあるという方は多いと思います。

もちろん石塚さんのファンであれば、見に行くでしょう。
芸能人・著名人を起用することは、その人のファンを流入させるという大きな強みがあります。

また、オーバーオールのイメージが強く世間の認知度も超高い石塚さんですから、スーツを着ている広告ですが、カジュアルな洋服のイメージもなんとなく湧いてくるような気がします。

もちろん普段カジュアルな服装の石塚さんが上品にスーツを着ている姿は安心感がありますから、スーツを着慣れていない人でも気軽にお店を覗けそうです。
親しみ深いキャラクターからは、庶民にも手が届きやすい商品であることが連想できます。

ブランドイメージにもぴったり合った素晴らしい広告起用に脱帽です。
他の方ではあり得ないでしょう。

たとえば、ほら、こんな感じにしてみると……。

文言は同じ。モデルが違うだけです。

しかし、まず全然大きいサイズに見えませんから、「大きいサイズのメンズ服が豊富!」な気が全然してきません。
加えて身なりと顔つきがビジネスマンすぎるので、もはや「カジュアル」の文字がぼやけて見えてくるような気がします。
どちらかと言えば、「商談に勝つスーツを選ぶなら!」みたいなグローバルエリート的空気感がありますね。
高級なんだか、お手頃なんだかよく分かりません(実際、全身アルマーニですし)。

ブランドイメージや伝えたいメッセージにさっぱり合っていませんね。

さらにこの広告が残念である、重大な理由がもう1つ。

さて、想像してみてください。

あなたがYahoo!ニュースか何かを眺めているとき、この「タニゼン」の広告が現れる……。

目に留まりますか? 

……

…………

…………どう考えたって留まりませんね。

だって誰もこのモデル(谷宮)のこと、誰も知らないですもん。
奇をてらったりせずとも、ただ芸能人・著名人がいるだけでなんとなく目に引くもの。

これぞパブリシティの力。並べてみれば一目瞭然です。

画像出典:https://blog.ermine.co.jp/2019/05/14/pid9271/

同じような広告なのに全然印象が変わるのも面白いですね。

Webマーケティング全般を担う弊社では広告運用はもちろんのこと、著名人インタビュー記事の作成などもやっています。
ぜひ弊社(欲を言えば小梅)へとご連絡ください。

\直接連絡しても大丈夫!/
小梅メールアドレス:m-umezawa@sts-d.com