車はどこで売っていますか?
ディーラー、車買取業者、個人売買など、さまざまな方法がありますが、多くの方がいつも同じ方法で車を売っているのではないでしょうか。しかし、それではもったいないかもしれません。きちんと売却先を選ぶことで、車はもっと高く売れる可能性があるからです。
そこで今回は、車を売る方法としておすすめの車買取業者9社をご紹介します。さらに高く売るためのコツや、気になる一括査定サービスについても解説していますので、参考にしてみてください。
自分に合ったサービスを見つけて、大事な愛車を高く売りましょう。
車を売るには6つの方法がある
車を売る場所としてまず思い浮かぶのは、ディーラーや車買取業者ではないでしょうか? しかし、実はそれ以外にも車を売る方法はたくさんあります。
同じ車でも方法が違えば金額も変わり、想像以上に高く売れることもあるのです。
まずは、車を売る方法にはどのようなものがあるのかをご紹介します。それぞれの特徴やメリット・デメリットを知れば、今までよりも車を高く売れるようになるかもしれません。
ディーラー下取り
ディーラーは、自動車メーカーや販売子会社などと特約店契約を結んだ販売業者です。
街で見かけるいわゆる車屋さんの中には、自動車メーカーではなくこういった販売業者が運営している店舗も多くあります。
ディーラーでは、車の販売だけでなく車検などの整備も行っており、その中の一つに車の下取りがあります。
ただし、こちらはあくまで下取りです。売ったお金は現金として受け取れるわけではなく、新車の購入費に充てられます。売るというよりも、新車と交換しているイメージが強いかもしれません。
ディーラー下取りのメリット
ディーラーで下取りをするメリットは、手間がかからないことです。現在所有している車の売却から新車購入まで一貫して行ってくれます。
書類の準備や手続きなどもすべてディーラーに任せられるため非常にスムーズ。新車購入まで現在の車を使えるのもメリットでしょう。
ディーラー下取りのデメリット
手間がかからない分、査定額が低いのはディーラーのデメリット。ディーラーはあくまで販売店であり、買取専門業者ではありません。
そのため、査定には消極的。高く売るという希望は叶えられないと考えてください。
車買取業者
車買取を専門で行うのが車買取業者です。中古車買取店ともいい、テレビCMでもよく目にするのではないでしょうか。
有名な車買取業者は全国に支店があり、車を直接持ち込んだり自宅に出張してもらったりして簡単に無料査定が受けられます。
ディーラーと違ってこちらは買取であり、売ったお金は受け取ることが可能です。同じ業者で車を購入しなくても問題ありません。
買い取った車は、中古車として販売されたりパーツのみ取り出して売却されたりします。
車買取業者のメリット
車買取業者のメリットは、査定額の高さです。中古車を買い取って販売するのが車買取業者ですから、他店との競争に勝つために買取額は高くなる傾向にあります。
買取までの時間が短いのもメリットです。
車買取業者のデメリット
比較的高値で買い取ってくれる買取業者ですが、なかには不当な金額を提示される場合もあります。業者選びは慎重に行う必要があるでしょう。
また、なるべく高く安全に買い取ってもらうためには複数の業者に査定を依頼して比較する必要があります。
そのための申し込みや手続きは自分で行わなければならず、手間と時間がかかるでしょう。
オークション代行
業者専門のオークションや会員制のオークションには一般の人は参加できません。それを実現してくれるのがオークション代行です。
専門業者に依頼し、中古車の売却や購入を代行してもらいます。車買取業者と違い、取引がダイレクトで中間マージンがかからないのが特徴です。
ちなみにオークション代行には、委託するための費用や出品料だけでなく、オークション会場へ車を搬送するための輸送費も必要になります。
中間マージンがかからない分、他とは違った費用が発生すると覚えておきましょう。
オークション代行のメリット
オークション形式なため、落札価格が上がる可能性があります。需要がある車なら高額買取が期待できるでしょう。
中間マージンがない分費用が抑えられるのもメリットです。
オークション代行のデメリット
オークションのデメリットは売れない可能性があることです。希望者がいなければ落札されず売れ残ってしまいます。せっかく車を売りたくてもまた戻ってきてしまうということです。
さらに、売れ残った場合も委託料や出品料、輸送費などの手数料はかかります。
再度出品する場合は追加で手数料を支払う必要があるため、場合によっては損になってしまうことがあるでしょう。
個人売買
業者に依頼せず個人間で売買する方法もあります。知人や家族に車を売る行為も個人売買です。近年では、フリマサイトを利用して車を売買する人も増えてきました。
車買取業者などのプロが仲介して個人売買をサポートしてくれるケースもあります。
個人売買には制限がなく、売値も買値も自由に設定できます。売り手と買い手どちらが行っても問題ない手続きも多ため、慣れている方に任せる方法もあるでしょう。
業界関係者の方であればスムーズに売買を進められるかもしれません。
個人売買のメリット・デメリット
個人売買は中間マージンが発生しないため、費用を抑えられます。
売る人は高く売れて、買う人は安く買えるのが最大のメリットです。
また、売値を自由に設定できるため、交渉次第では車買取業者やオークションよりも高値で売れる可能性があります。
個人売買のデメリット
トラブルが多いのが個人売買のデメリット。特に、車を渡したのに費用の支払いがないという金銭トラブルはよく発生します。
また、各種手続きはすべて自分たちで行わなければなりません。
手間と時間がかかりリスクも大きいため、一般の人にとってはハードルが高い方法といえます。
ネットオークション
個人売買の一つに、ネットオークションがあります。こちらは業者専門のオークションではなく、車以外の品物も出品されているメジャーなオークションです。
ネットを介しているだけで、基本的な流れや特徴は個人売買と変わりません。
ただ、知り合いではない相手にも車を売れるという点は大きな違いです。身近に車の購入を考えている人がいなくても、全国各地の人を相手に個人売買ができます。
手続きは自分で行う必要があるため、慣れている人におすすめです。
ネットオークションのメリット
個人売買と同様に、売値を自分で設定して販売できるのがメリットです。購入希望者がいれば落札価格も上がるため、車買取業者よりも高値で売れる可能性もあります。
好きなときに好きな場所で出品手続きができるのもネットオークションのメリットです。
ネットオークションのデメリット
ネットオークションは個人間のやり取りになります。しかも、知人や親戚相手の個人売買と違い、見ず知らずの人を相手にしなければなりません。
金銭トラブルなどのリスクが発生する可能性は最も高いと考えてください。手続きをする手間や時間がかかるのもデメリットです。
車一括査定サービス
車買取業者に車を売る際に、複数の店舗に査定を依頼することがあります。それを一括して行ってくれるのが車一括査定サービスです。
本来であればそれぞれの店舗に車を持ち込んだり連絡をしたりして査定を行う必要があります。
しかし、車一括査定サービスならネット申し込みだけで簡単に出張査定が可能。さらに査定額の比較ができます。そこから最も高く買い取ってくれる業者を選び、車を売るという流れです。
車買取業者を利用する際のデメリットを解消したサービスといえるでしょう。
車一括査定サービスのメリット
複数の車買取業者の査定額が手軽に比較できるため、高額買取をしてくれる業者が簡単に分かります。
自分で査定を依頼して一店ずつ回るよりも効率的でしょう。
また、車一括査定サービスに参加している業者は他店との競争に勝ち抜くため、査定額を高めに設定してくれる確率が高いのもメリットです。
車一括査定サービスのデメリット
複数の車買取業者に査定を依頼することになるため、連絡・対応が多くなります。
始めのうちは何度も電話がかかってくることもあり、それが唯一のデメリットといえるでしょう。
車買取のおすすめ業者比較表
買取業者 | トヨタ | ガリバー | ラビット | ネクステージ | アップル | ティーバイティー | オートバックスカーズ | カーセブン | WECARS |
店舗数 | 全国のトヨタの販売店(買取可能かはHPを確認) | 約460店舗 | 136店舗 | 174店舗 | 251店舗(2023年06月現在) | 33店舗 | 全国のオートバックス(オートバックスカーズ対象店のみ) | 150店舗 | 307店舗(今後のオープン予定含む) |
対応エリア | 全国(一部地域なし) | 全国 | 全国( 一部地域なし ) | 全国( 一部地域なし ) | 全国( 一部地域なし ) | 全国( 一部地域なし | 全国( 一部地域なし ) | 全国( 一部地域なし ) | 全国( 一部地域なし ) |
入金までの最短日数 | 約5営業日後 | 2日 | ー | ー | ー | 約1週間 | ー | 3営業日以内(当日中前払い可) | ー |
買取方法 | 査定の申し込みをして買取が可能なトヨタの販売店へ来店 査定額に納得でき次第成約、後日指定の銀行口座へ入金 | 無料査定・問い合わせ後、来店・出張査定で正確な買取額を算出 売却後、必要書類が揃い次第入金 | 専用フォーム・電話で問い合わせ後、実際に査定 査定額を提示後、金額に納得いけば成約 | 電話または申し込みフォームで無料査定を依頼 後日担当者が正確に査定し金額提示、引き渡し後入金 | 申し込みフォームから無料査定後、来店・出張で実車査定 引き渡し後入金 | 申し込み後、無料の出張査定実施 手続き、引き渡しが終わり次第1週間程度で入金 | 申し込み後査定、見積り書を紙で発行 納得し次第引き渡し、入金 | 電話またはインターネットで申し込み後、査定 契約、手続き、車両引き渡しが終了し次第入金 | HPでの無料査定後、来店・出張査定で正確な買取価格を提示 契約後、車の引き渡しが終わり次第後日入金 |
サービスの強み | ・大手自動車メーカー「トヨタ」の買取サービス ・他メーカーの車も買取可能 ・名義変更など面倒な各種手続きを代行してもらえる | ・2020年中古車買取台数No.1 ・国産車のオプション保証は最長10年 ・出張査定や手続き代行サービスで忙しい人も安心 | ・USSオークションと連携した独自の査定システム ・オプションパーツまで含めたプラス査定を実施 ・事故車や不動車、旧車にも最善の提案 | ・顧客満足度3冠受賞(2021年) ・全国の店舗から在庫取り寄せ可能 ・選びやすさ・探しやすさに特化した専門店を多数展開 | ・全国のオークション相場を査定額に反映 ・海外への流通ルートあり ・ダイレクト販売で中間マージンをカット | ・普通車から大型車両、不動車や車検切れ車にも対応 ・各種パーツも買取可能 ・車両引き取り・各種手続き代行も無料 | ・特許取得の査定システムを採用 ・担当者の接客力が高い ・売却・購入・車検などカーライフをトータルサポート | ・契約が成立した日に一部を前払い ・引き渡し日から7日間はキャンセルOK ・JPUC「適正買取店認定制度」をクリア | ・中古車買取台数6年連続日本一 ・直接購入・販売の価格力 ・全国に展開する業界最大級のネットワーク |
公式HP | https://toyota.jp/akaitori/ | https://221616.com/ | https://www.e-rabbit.jp/ | https://www.nextage.jp/ | https://www.applenet.co.jp/ | https://www.txt-garage.jp/ | https://www.autobacs.com/static_html/cars/top.html | https://www.carseven.co.jp/ | https://wecars.co.jp/ |
車を高く売るためにおすすめな買取業者9選
車を売るにはさまざまな方法があります。その中でも多くの方が、ディーラーか車買取業者での査定を考えているのではないでしょうか。
双方にメリット・デメリットはありますが、高く売りたいのであればおすすめは車買取業者です。
中古車の買取・販売を専門に行っているため、ディーラーに比べて査定額が高くなる傾向があります。
また、売る時期も大事です。車が比較的高く売れるのは、1~3月と9~10月といわれています。
これは、ボーナスの支給や会社の決算期、進学・就職などの生活の変化、新車発表などが重なり、3月と9月に車の需要が上がるためです。
中古車販売においても勝負の時期であり、なるべく在庫を多く確保しようとする動きが見られます。
それでは、それぞれの車買取業者の強みや買取方法を見ていきましょう。
トヨタ(旧ティーアップ)
店舗数 | 全国のトヨタの販売店(買取可能かはHPを確認) |
対応エリア | 全国(一部地域なし) |
入金までの最短日数 | 約5営業日後 |
買取方法 | 査定の申し込みをして買取が可能なトヨタの販売店へ 来店査定額に納得でき次第成約、 後日指定の銀行口座へ入金 |
サービスの強み | ・大手自動車メーカー「トヨタ」の買取サービス ・他メーカーの車も買取可能 ・名義変更など面倒な各種手続きを代行してもらえる |
公式HP | https://toyota.jp/akaitori/ |
大手自動車メーカーの「トヨタ」では、車の買取も行っています。買取のため、新車購入の際の下取りよりも高く売れる可能性があります。
納車まで乗り続けることになる下取りに比べ、買取はすぐに車を売却してもらえて車の価値が下がりづらいのが理由だそうです。
買い取られた車は、トヨタで中古車として販売されます。オークションなどは利用しないため余計な中間マージンが発生せず、その分買取額が期待できるそう。
プロの視点と最新の相場情報をもとに、適正な価格を提示してもらえます。
トヨタの買取と聞くとトヨタ車しか対応してくれないイメージがありますが、そうではありません。
トヨタでは全メーカーの中古車を取り扱っており、他メーカーの車も査定・買取が可能です。
買取を行っているトヨタの販売店が近くにあれば検討してもよいかもしれません。
また、車の名義変更や所有権解除、ローンの残債手続きなど、各種手続きも代行してもらえるのがトヨタの強み。すべて無料で行ってもらえます。
名義変更や抹消登録が完了した際は、郵送で知らせてくれるそうです。
以前は「T-UP(ティーアップ)」という名前で中古車の買取を行っていましたが、現在は「トヨタの車買取」と名前を変えています。
ただ、サービス内容などは変わらず大手自動車メーカーならではのきめ細かなサービスが期待できそう。CMでも馴染みのあった特徴的なキャラクター「あかいとり」も健在です。
ガリバー
店舗数 | 約460店舗 |
対応エリア | 全国 |
入金までの最短日数 | 2日 |
買取方法 | 無料査定・問い合わせ後、来店 出張査定で正確な買取額を算出売却後、 必要書類が揃い次第入金 |
サービスの強み | ・2020年中古車買取台数No.1 ・国産車のオプション保証は最長10年 ・出張査定や手続き代行サービスで忙しい人も安心 |
公式HP | https://221616.com/ |
全国47都道府県に展開しているガリバー。2020年1月(株)日本能率協会総合研究所調べでは、中古車買取台数No.1を誇る車買取業者です。海外にも拠点があります。
買取から入金までの最短日数が2日と短いのが特徴。問い合わせ後は24時間以内に折り返し連絡、来店・出張査定にかかる時間は本部との連携で約10分など、スピーディーに車を売ることができます。もちろん、査定は無料です。
ガリバーの強みは、独自の安心サービスを行っているところ。
次の車が納品されるまで一定期間代車を借りられる「代車無料貸し出しサービス」があるのも嬉しいですね。車を引き渡した後も翌日までは無償でキャンセルができるため、急な予定変更の際も安心です。
購入の際には、修復歴の有無も隠さずに教えてもらえます。国産車は最長10年、輸入車は最長5年で有償の保証サービスが選べるのもメリットです。中古車購入後に不満があった場合に返品できる「中古車返品サービス」も行っています。
売るにも買うにも安心なサービスが盛りだくさんです。
また、特徴を持った店舗が多数展開されているのもガリバーの特徴です。
フェラーリやベンツ、アウディなどの輸入車を専門に扱う「LIBERALA(リベラーラ)」や、国産スポーツカー中古車専門の「GT-Garage」、実際に見ながら車選びができる店舗「WOW!TOWN(ワオタウン)」など、種類はさまざま。
お持ちの車や希望に合わせて店舗が選べるのはメリットかもしれません。
ラビット
店舗数 | 136店舗 |
対応エリア | 全国(一部地域なし) |
入金までの最短日数 | ー |
買取方法 | 専用フォーム・電話で問い合わせ後、 実際に査定査定額を提示 金額に納得いけば成約 |
サービスの強み | ・USSオークションと連携した独自の査定システム ・オプションパーツまで含めたプラス査定を実施 ・事故車や不動車、旧車にも最善の提案 |
公式HP | https://www.e-rabbit.jp/ |
ウサギのマークが目印のラビットは、東海地方を中心に全国で100店舗以上展開しています。
最大の特徴は、USSオークションと連携していること。USSオークションとは、日本最大級のカーオークションです。
2020年のオートオークション市場シェアは37.7%と圧倒的な規模とシェアを誇り、日本の中古車市場をリードしています。
USSオークションのグループであるラビットでは、豊富な実績をベースに、最新の市場を分析して全国相場で最高値の査定額を算出しているそう。
オプションパーツまで含めたプラス査定も実施しています。社外パーツに交換している場合も、純正部品を一緒に売れば買取額がアップする可能性もあるそう。
高く売れるコツの紹介など、お客様目線に立ったサービスも強みです。
在庫も最小限に抑えているため、余計なコストを削減してその分を買取・販売額に還元してくれています。
名義変更に必要な車検証や印鑑証明書などの書類さえ用意すれば、面倒な手続きはすべて行ってくれるため安心です。
ラビットでは、事故車や不動車、車検切れの車などにも対応しています。
車両状況を確認した後、お客様にとって最善の提案をしてくれるそうです。バンやトラック、旧車などの車種についても相談できます。
中古車購入の際も、USSオークションから直接落札して買い取ってくれるそう。今まで欲しい車が見つからなかったという方でも、希望する車を安く手に入れることができるかもしれません。
ネクステージ
店舗数 | 174店舗 |
対応エリア | 全国(一部地域なし) |
入金までの最短日数 | ー |
買取方法 | 電話または申し込みフォームで無料査定 依頼後日担当者が正確に査定し金額提示、 引き渡し後入金 |
サービスの強み | ・顧客満足度3冠受賞(2021年) ・全国の店舗から在庫取り寄せ可能 ・選びやすさ・探しやすさに特化した専門店を多数展開 |
公式HP | https://www.nextage.jp/ |
お客様ファーストを売りにしているネクステージ。2021年に実施された車買取店10社を対象としたアンケート調査では、「スタッフ対応満足度」「査定価格満足度」「リピートしたい買取店」の3部門で1位という結果になりました。
まずは査定額です。ネクステージでは、買取から販売まで全国の店舗で行っているため中間マージンが発生せず、その分高額査定が期待できます。
買い取った車は価値が落ちる前に販売する自信があるため、店頭小売価格に近い車本来の価値での買取が可能です。
また、来店するお客様に寄り添ったサービスも特徴的です。
たとえば、口コミなどを参考にした店舗の設備の改善。これまでには、お子さん連れで訪れる方のためのキッズスペース設置や、愛車の整備を見たいという方のためのスペース設置などを実施してきました。車の買取・販売だけにとどまらないサービスを展開しています。
中古車の販売についても、お客様ファーストを実施。最寄りの店舗に希望する車がない場合は、全国のネクステージにある約30,000台の在庫から気になる車を取り寄せることも可能です。
また、特化型の店舗を多数展開しているのも特徴です。
「軽自動車専門店」「SUV専門店」などのカテゴリーに分かれた店舗、整備機器を完備した地域密着の大型総合店や買取専門店などさまざま。
自分の希望する車やサービスを見つけやすくなっています。もちろん、グループ内の店舗同士であれば取り寄せも可能です。
アップル
店舗数 | 251店舗(2023年06月現在) |
対応エリア | 全国(一部地域なし) |
入金までの最短日数 | ー |
買取方法 | 申し込みフォームから無料査定後、 来店・出張査定 実車査定引き渡し後入金 |
サービスの強み | ・全国のオークション相場を査定額に反映 ・海外への流通ルートあり ・ダイレクト販売で中間マージンをカット |
公式HP | https://www.applenet.co.jp/ |
2020年オリコン顧客満足度調査では、車買取会社の総合1位。2014年から2018年、そして2020年と合計6回も総合1位を獲得している大手車買取業者です。
初めて車を売る方や女性の方からの指示も多いそう。「しつこい営業は一切しない」という点でも評価を上げているのかもしれません。
HPからの概算査定、来店での査定、出張査定があり、査定料はどれも無料。査定したからといって必ず車を売る必要もありません。
査定金額に疑問がある場合や必要書類で分からないことがある場合は、納得できるまできちんと説明してもらえます。
お客様に寄り添った対応が特徴のアップルですが、査定額も期待できます。その秘密は3つ。
1つは、中間業者を通さないダイレクト販売です。中間マージンを発生させずに中古車を販売できるため、その分が高価買取へとつながっています。
2つ目は、豊富な情報源です。アップルでは、リアルタイムで全国の中古車オークション相場をキャッチしています。どの車がどこで一番高く売れるのかを独自の情報源で入手し、買取価格へと反映しているのです。
3つ目は、海外への流通ルート。日本の中古車は海外でも需要があり、場合によっては海外の方が高値で売れる可能性もあります。海外の中古車オークション相場も考慮して査定をしているため、高い査定額が期待できるのです。
また、ただ買い取って販売するだけでなく、売却タイミングのアドバイスや新車購入の相談などにも応じてくれます。
カーライフすべてを支えてくれるサービスが、顧客満足度の高さにつながっているのかもしれません。
ティーバイティー
店舗数 | 33店舗 |
対応エリア | 全国(一部地域なし) |
入金までの最短日数 | 約1週間 |
買取方法 | 申し込み後、無料の出張査定実施手続き、 引き渡しが終わり次第1週間程度で入金 |
サービスの強み | ・普通車から大型車両、不動車や車検切れ車にも対応 ・各種パーツも買取可能 ・車両引き取り ・各種手続き代行も無料 |
公式HP | https://www.txt-garage.jp/ |
取り扱うカテゴリーの多さがティーバイティーの特徴です。
たとえば、低年式や過走行の車。10年落ちや10万km超えの車は価値がないと判断されがちですが、海外では需要があります。人気がある日本の車が安く買える中古市場は注目されており、動く限りは販売できるのです。
へこみや傷も、修理して販売すればまだ使えます。修理費を差し引いた金額が買取価格となるため、個人で修理するよりもコストを抑えられるはずです。不動車や車検切れの車も、中古部品をリサイクルして使用できます。
また、バスやトラックなどの大型車両、農機具や重機などの特殊車両、自転車やバイク、スノーモービルや水上バイクも買取可能。
他にも、タイヤやホイールなどの部品、カーオーディオやナビも買い取ってくれます。ラジコンやドローンなどのエンジン付きおもちゃにまで対応してくれるのは他の車買取業者とは違う点かもしれません。
ティーバイティーは店舗数が33店舗とあまり多くありませんが、対応エリアは全国です。遠方の地域や離島であっても無料で出張査定を請け負ってくれます。
さらに、車両引き取りも無料。事故や車検切れなどの理由から自分で動かせない車でも、専用車両で無料引き取りを実施しています。
必要書類さえ用意すれば、面倒な手続きもすべて無料で行ってくれるのもティーバイティーのメリットです。
オートバックスカーズ
店舗数 | 全国のオートバックス(オートバックスカーズ対象店のみ) |
対応エリア | 全国(一部地域なし) |
入金までの最短日数 | ー |
買取方法 | 申し込み後査定、 見積り書を紙で発行納得し次第引き渡し、入金 |
サービスの強み | ・特許取得の査定システムを採用 ・担当者の接客力が高い ・売却・購入・車検などカーライフをトータルサポート |
公式HP | https://www.autobacs.com/static_html/cars/top.html |
オートバックスカーズは、カー用品の販売や車の整備を行うオートバックスの中古車買取・販売サービスです。全国の対応店舗で車の買取・販売を行っています。
オートバックスカーズ最大の強みは、特許取得の査定システム「査定Dr.」を使用していること。
付属の膜厚測定器で測定された内容と、タブレット端末に表示される各部位のチェック箇所とを検査項目ごとに確認し、修復歴を判別しています。これらのデータを本部へ送信し、集積・管理して査定額を算出しているのです。
そのため担当スタッフの経験や勘に左右されない、正確な査定が期待できます。店舗によっては無料の出張査定も可能です。
査定額が算出されたら、紙の見積書を発行。口頭ではなく紙で提示する安心のサービスを心がけています。査定価格は5日間保証されるため、車を売るかどうかをじっくり考えられるでしょう。
またオートバックスグループでは、中古車・新車を対象としたカーリース「まる乗り」も運営しています。
もちろん、オートバックス店舗では車検やメンテナンス、カー用品の販売などを行っています。中古車購入の際はカーナビやタイヤ、ドリンクホルダーなどがあわせて購入可能。
取り付けまで依頼できます。車に関わるほとんどのことが一つの店舗で済むのは、オートバックスカーズの強みといえるでしょう。
カーセブン
店舗数 | 150店舗 |
対応エリア | 全国(一部地域なし) |
入金までの最短日数 | 3営業日以内(当日中前払い可) |
買取方法 | 電話またはインターネットで申し込み後 査定契約、手続き、車両引き渡しが終了し次第入金 |
サービスの強み | ・契約が成立した日に一部を前払い ・引き渡し日から7日間はキャンセルOK ・JPUC「適正買取店認定制度」をクリア |
公式HP | https://www.carseven.co.jp/ |
カーセブンの強みは、入金までの早さ。全額を3営業日以内に振り込むだけでなく、前払いにも対応しています。
前払いは、契約が成立したその日に契約金額の10%(上限5万円)を受け取れるというものです。いつ振り込まれるか分からない車買取業者と比較すると、非常に安心なシステムではないでしょうか。
このように、カーセブンではさまざまな「安心宣言」を掲げています。
たとえばキャンセルについては、契約後でもキャンセルが可能で、手数料も一切かかりません。電話1本でキャンセルできるのもメリットです。
車引き渡し後であっても、7日間まではキャンセルに応じてもらえます。契約後にどのような事態が起きても買取額の減額はしないというのも安心できるポイントでしょう。
買取価格も安心できます。カーセブンのすべての店舗は、JPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)が定めた「適正買取店認定制度」の要件をクリアしています。
JPUCは、「営業がしつこい」「納得できる価格を提示してもらえない」という顧客の不満を解消するためにできた機関。そのJPUCが策定した制度が適正買取店認定制度です。
認定を受けるには、適正買取店研修の修了者が1名以上在籍しているなどさまざまな条件をクリアする必要があります。その条件を満たしているカーセブンは、安心して車を売却できるということです。
中古車販売に関しても、消臭・抗菌処理をしたりドライブレコーダー機能が使える状態で納車したりと、安心なサービスを心がけています。
WECARS
店舗数 | 307店舗(今後のオープン予定含む) |
対応エリア | 全国( 一部地域なし ) |
入金までの最短日数 | ー |
買取方法 | HPでの無料査定後、 来店・出張査定で正確な買取価格を提示契約後、 車の引き渡しが終わり次第後日入金 |
サービスの強み | ・中古車買取台数6年連続日本一 ・直接購入 ・販売の価格力 ・全国に展開する業界最大級のネットワーク |
公式HP | https://wecars.co.jp/ |
2023年8月現在、全国に307店舗を展開するWECARS。
50,000台の自社在庫を抱えており、販売台数1位(2016年9月~2022年8月 TPCマーケティングリサーチ株式会社調べ)の実績を誇る車買取業者です。
WECARSの強みは、オークションを通さず査定・買取・販売までをすべて行っているところ。余計なコストが発生せず、その分を買取・販売価格に還元しています。
プロの査定で厳しくチェックされた車は、全車事故歴なし。台数の多さだけでなく品質の高さも補償されているといえるでしょう。
査定はネット・出張・来店ともに無料です。ネットでは最短19秒で簡単に無料査定が受けられます。
正確な査定は、出張・来店のどちらかを選択可能。他店より1円でも安ければ相談に乗ってくれるそうです。
また、車買取業者に車を売る際に悩むのが新車購入までの移動手段ですが、WECARSでは無料で代車を貸してもらえます。
なるべく早く売るのが中古車を高く売るポイントですが、新車の納車日を待っている間に買取額が落ちてしまったら損ですよね。
なるべくベストなタイミングで車を売ってもらえるようにできたのが、無料代車サービスなのです。
WECARSでは、そのネットワークと技術力を活かして車検や修理も行っています。
最先端の設備で、丁寧にスピーディーに対応してくれるそう。中古車買取・販売だけにとどまらず、車に関するすべての窓口となってくれています。
車買取のおすすめ一括査定業者比較表
サイト名 | ナビクル | ズバブーン | カーセンサー | ユーカーパック | カービュー |
提携買取業者数 | 約160社 | 269社(2023年6月5日現在) | 1,000社以上 | 最大8,000店(オークション形式) | 300社以上 |
査定申し込み数 | 最大10社 | 最大10社 | 最大30社 | 1回のみ | 最大10社 |
対応エリア | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 |
運営会社 | 株式会社エイチームライフスタイル | 株式会社Bang | 株式会社リクルート | UcarPAC株式会社 (ユーカーパック) | ヤフー株式会社 |
サービスの特徴 | ・高く・早く売れる ・JPUC認定の適正買取店とも提携 ・利用実績は400万件以上 | ・車買取比較の3部門においてNo.1を獲得 ・32秒で簡単査定依頼 ・問い合わせ用の専用電話番号を用意 | ・大手リクルートグループが運営するサービス ・提携買取業者数はトップレベル ・オークションへの出品も可能 | ・オークション形式で全国から買取オファーが ・個人情報を複数業者に開示する必要なし ・査定は1回のみ | ・利用実績500万人の一括査定サービス ・各業者から2営業日以内に連絡が来るスピーディーさ ・商用車や事故車・不動車も買取可能 |
公式HP | https://www.navikuru.jp/ | https://zbaboon.com/ | https://kaitori.carsensor.net/ | https://ucarpac.com/ | https://carview.yahoo.co.jp/kaitori |
一つの買取業者には絞れない方は一括査定ができるサイトがおすすめ
全国に多数ある車買取業者は、それぞれ強みや特徴が異なります。査定額も異なるため、高く売るためには複数の業者に見積りを取るのがおすすめです。
しかし、自分ですべて申し込みをするのは時間も手間もかかります。
そのような場合は、一括査定サービスを利用しましょう。
一括査定サービスとは、一度必要事項を入力するだけで複数の車買取業者の査定額をまとめて入手できるサービスです。
今回はその中から5つのサービスをご紹介します。
ナビクル
提携買取業者数 | 約160社 |
査定申し込み数 | 最大10社 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社エイチームライフスタイル |
サービスの特徴 | ・高く・早く売れる ・JPUC認定の適正買取店とも提携 ・利用実績は400万件以上 |
公式HP | https://www.navikuru.jp/ |
ナビクルは、完全無料の一括査定サービスです。約160社ある提携買取業者の中から、最大10社までを選んで査定依頼ができます。簡単なアンケートに答えれば、その場で買取相場のチェックも可能です。
ナビクルのメリットは、「高く売れること」と「早く売れること」です。申し込み時に買取相場が分かるため、各買取業者とも交渉しやすくなっています。
その結果、76.9%もの人が「高く売れた」と実感しており、平均16万円も得をしているそうです。
さらに、87.9%の人が申し込み後1カ月以内に車を売却しています。1週間以内に売却した人も半数を超えており、スピード感を重視している人にもおすすめです。
提携買取業者数は160社で、他サービスと比較すると多くはありません。しかし、それだけ信頼できる業者に絞って提携している証拠でもあります。
その結果、売却時の業者に対する満足度は95%。安心して車を売却できるでしょう。
ちなみに、運営元の株式会社エイチームライフスタイルでは「ナビクル廃車買取」というサービスも展開中です。
こちらは、車検切れの車や事故車・故障車などを買い取ってくれるサービス。車買取業者に売却できない車は、こちらに依頼してもよいでしょう。
全国対応のうえに、レッカー代や引取り手数料、手続きの代行費用などもすべて無料で行ってくれます。
「お客様のカーライフに寄り添う存在であること」を目指すナビクル。思い出が詰まった車を納得して手放せるよう、一括査定サービスを通してお客様をサポートしています。
車買取・査定に関する情報やお役立ち情報などもあわせて掲載しており、さまざまな方面からカーライフを支えてくれているようです。
ズバブーン
提携買取業者数 | 269社(2023年6月5日現在) |
査定申し込み数 | 最大10社 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社Bang |
サービスの特徴 | ・車買取比較の3部門においてNo.1を獲得 ・32秒で簡単査定依頼 ・問い合わせ用の専用電話番号を用意 |
公式HP | https://zbaboon.com/ |
2020年の日本マーケティングリサーチ機構の調査で、「お客様満足度」「高価買取」「信頼と安心の比較サイト」の3部門で1位を獲得したズバブーン。
200社以上の提携買取業者の中から、最大10社まで一括して査定依頼できます。提携買取業者には、大手から地域密着型までさまざまな業者が揃っているため、理想の買取が実現しやすいでしょう。
一括査定の入力は32秒で終わるためスピーディーです。
利用者数は250万人を突破しました。多くの人に利用されている理由の1つに、査定額の高さがあります。
ズバブーンで車を売却した人の75.8%が「査定額に満足した」と感じており、平均で13.4万円も得をしたそうです。
なかには50万円以上得した人もおり、買取価格の高さが伺えます。口コミでも、高額査定が付いたという声が多く見られました。
また、安心感も利用者数の多さにつながっています。売却先の査定士の対応には80%以上の人が満足しているため、安心して愛車が売れる可能性が高いでしょう。
安心感はサポート体制からも感じられます。ズバブーンでは、問い合わせ専用の電話番号を用意。
「一括査定の方法が分からない」といったときだけでなく、「売却先が決定したから査定依頼をキャンセルしたい」といった場合にも対応してもらえます。
査定が必要なくなってからも車買取業者からずっと電話が来るという事態も、問い合わせをすれば避けられるでしょう。
申し込みも、専用申込みフォームだけでなく電話でも受け付けています。ネットへの入力が苦手な人にもおすすめのサービスといえるでしょう。
カーセンサー
提携買取業者数 | 1,000社以上 |
査定申し込み数 | 最大30社 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
サービスの特徴 | ・大手リクルートグループが運営するサービス ・提携買取業者数はトップレベル ・オークションへの出品も可能 |
公式HP | https://kaitori.carsensor.net/ |
就職や進学、住まいや旅行など、さまざまなサービスを展開しているリクルートが運営するのが「カーセンサー」です。提携買取業者は1,000社以上で業界トップクラスとなっています。
まとめて査定依頼できる業者数が多いのも特徴です。他サービスでは10社程度ですが、カーセンサーは最大30社。多くの車買取業者を比較できるため、高値で車が売れる可能性も高くなります。
また、一括査定の他にオークションを選択できるのもポイント。こちらは電話応対が1件のみで、最大5,000社が入札するそうです。希望する売却方法を選んで申し込んでみましょう。事故車や不動車も対応可能です。
一括査定を依頼しない場合も車買取業者を調べられます。都道府県や郵便番号で最寄りの店舗を検索したり、新たに提携したばかりの車買取業者をチェックしたりすることも可能です。
JPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)が認定した「JPUC適正買取店」の一覧も見られます。アクセスのよさだけでなく、適性な査定額を提示してくれる信頼度で業者選びをするのもよいでしょう。
情報量の多さも魅力です。各メーカーの歴史や特徴、人気車種の小売り相場なども掲載されています。色や年式など高値で売れる車の傾向もチェックできるため、査定前の心構えもできるでしょう。
リクルートが運営するサービスは多岐に渡ります。就職情報サイト「リクナビ」や、ブライダル情報サービスの「ゼクシィ」、旅行予約サイト「じゃらん」など、どれも一度は目にしたことのあるサービスばかりです。大手の信頼と実績で、カーセンサーの利用者も多くなっています。
ユーカーパック
提携買取業者数 | 最大8,000店(オークション形式) |
査定申し込み数 | 1回のみ |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | UcarPAC株式会社 (ユーカーパック) |
サービスの特徴 | ・オークション形式で全国から買取オファー ・個人情報を複数業者に開示する必要なし ・査定は1回のみ |
公式HP | https://ucarpac.com/ |
一括査定サービスの中でも他と異なるシステムで買取を実施しているのが「ユーカーパック」です。
オークション形式を採用しており、オークション代行業者に近い形で車を買い取っています。
ただ、代行業者のように手数料は発生せず、査定から売却まで無料なのが特徴です。
まずは、近くの提携店に車を持ち込むか出張で査定を実施します。
査定した内容は、ユーカーパックが運営する車買取業者向けのオークションに公開。それを見た各業者が、買取額を提示してくれるシステムです。
オークション形式のため複数の業者が入札します。競い合うことで買取価格も高くなる可能性があるでしょう。入札状況はリアルタイムで確認できるため、オークションとしても楽しめます。
ユーカーパックのメリットは、高く売れること以外にもあります。
一括査定サービスには複数業者に個人情報を開示しなければならないというデメリットがありますが、ユーカーパックではそれが発生しません。個人情報は、車の査定を行うユーカーパックと、最終的に車を購入する業者にのみ開示されます。
つまり、電話応対を何度もする必要がないということです。
購入業者とのやり取りの際もユーカーパックが仲介するため、基本的に連絡を取る相手はユーカーパックのみになります。個人情報の開示に不安がある方にとってはよいサービスといえるでしょう。
売買が成立した際は、代金をユーカーパックが代わりに受け取る仕組みです。出品者側の「代金が支払われない」という悩みと、車買取業者側の「車が引き渡されない」という悩みの両方をカバーできます。
カービュー
提携買取業者数 | 300社以上 |
査定申し込み数 | 最大10社 |
対応エリア | 全国 |
運営会社 | ヤフー株式会社 |
サービスの特徴 | ・利用実績500万人の一括査定サービス ・各業者から2営業日以内に連絡が来るスピーディーさ ・商用車や事故車・不動車も買取可能 |
公式HP | https://carview.yahoo.co.jp/kaitori/ |
ヤフー株式会社が運営する「日本最大級のクルマ総合情報サイトカービュー」でも一括査定サービスを行っています。
利用実績は2022年11月に500万人を達成。提携買取業者も全国に300社以上あり、有名店から地域密着型の店舗まで幅広い業者に査定依頼が可能です。JPUC認定の適正買取店とも提携しています。
見積り比較の申し込みは45秒で終わります。入力する車の情報は、メーカー・モデル・年式・走行距離のみと簡単です。
申し込み後は2営業日以内に各業者から連絡が来るため、売却までが非常にスピーディーなのもメリットでしょう。
また、オートバックスと提携しており、持ち込みで一括査定も可能です。個人情報をあまり開示したくない方におすすめのサービスといえるでしょう。
カービューでは事故車や不動車にも対応しています。修理をして再販したりパーツだけ海外で販売したりできるからです。廃車にする前に一括査定すれば、思ったよりも高値で買い取ってくれる可能性があります。
さらに、商用車も買取ができます。トラックやバスを始め、重機も一括査定が可能。専門業者ならではのネットワークで、正しく車の価値を判断してもらえます。
ちなみに運営元の株式会社ヤフーは、自動車情報サイトの「carview!」や「みんカラ(みんなのカーライフ)」も運営しています。
車のことを知り尽くしているからこそのサービスが期待できるかもしれません。
車一括査定がおすすめな理由
車一括査定サービスにもそれぞれ特徴があり、提携している業者数や一括査定できる最大数も異なります。
ただ、どのサービスにも共通しているのが「複数の業者にまとめて査定依頼ができる」という点です。
一つのサービスに一回申し込むだけで、それぞれの車買取業者に自分で申し込みをしたのと同じ状態になります。
これが一括査定サービスの特徴。そしてこの特徴のおかげで、さまざまなメリットを得られます。それが、こちらの3つです。
一括査定サービスのメリットは、車を高く売れることだけではありません。それぞれ具体的に見ていきましょう。
時間の節約ができる
一つのサービスに申し込むだけで、一度に複数の車買取業者に申し込んだのと同じ状況になる一括査定サービス。それだけ時間は大幅に短縮できます。
多くの一括査定サービスでは、最大10社までまとめて査定依頼が可能です。
10社すべて自分で申し込もうとすれば非常に時間がかかります。ネット申し込みの場合は、同じような内容を10回入力しなければなりません。
電話申し込みであれば、10回電話をかけて同じような内容を10回話さなければなりません。来店での申し込みが必要な業者が複数あれば、車を走らせてハシゴをする必要があるでしょう。
車を高く売るには複数の業者に査定を依頼するのがおすすめですが、自力で行うには時間も手間もかかります。それを楽にしてくれるのが一括査定サービスなのです。
店舗での査定より高く買い取ってもらえる可能性がある
一括査定サービスは100社以上の車買取業者と提携しています。なかには5,000社以上の業者と提携しているサービスも。一度に査定依頼できる数も10社前後、多くて30社となっています。
複数の車買取業者にまとめて査定依頼すれば、査定額が比較できます。その中から最も高く売れる業者を選べば、1社だけに査定依頼をするよりも高く売れる可能性があるのです。
申し込み時に売りたい車の買取相場が分かるサービスもあるため、適性価格を大幅に下回った状態で買い取られる心配もないでしょう。
また、複数の車買取業者が提携しているため競争意識が生まれます。自然とオークションのような状態になり、予想よりも査定額が上がる可能性があるのです。
個人情報を最初から全て渡す必要がない
自分でそれぞれの車買取業者に査定依頼をする場合、申し込み時に住所などを含めた個人情報を記載する必要があります。
しかし、一括査定サービスであればその必要はありません。基本的には、電話番号やメールアドレスなどの連絡先と名前、車の種類を入力するだけで済みます。極端にいえば、匿名でも大丈夫ということです。
一括査定サービスの場合、必要な情報は個人情報よりも車の情報です。正しい査定額を出すためにはそちらの方が重要。概算査定だけであれば、個人情報を詳細に記載する必要はないのです。
車買取業者に個人情報を渡すのは、来店・出張査定を依頼することになった場合のみ。それまでは連絡先だけの開示で済みます。
ただ電話番号は知られているため、しっかり断らない限りは営業電話が来る可能性があると心得ておきましょう。
車を高く売るためのコツ
業者選び以外にも、車を高く売るコツがあります。同じ車買取業者に売る場合も、車の状態や時期、対応次第で買取額が変動する可能性があるのです。
特に大事なのは車を売るタイミングです。車の価値を下げないためにはなるべく早く売るのが基本ですが、時期によっては普段よりも高く買い取ってくれる場合があります。
他にも、車を高く売るために自分でできることはたくさんあります。査定依頼の前にできることをやっておきましょう。
- 高く売れる時期に売る
- 付属品を揃えておく
- 車の整備や車内の掃除を行う
- キズやへこみはそのまま
- コミュニケーションをしっかりとる
高く売れる時期に売る
車には高く売れる時期があります。特に有名なのが1~3月と9~10月です。
この時期は、就職や進学、転勤などで新生活が始まります。新生活に向けて車の購入を考える人も多く、新車・中古車ともに需要が高まる時期なのです。
中古車を購入してもらうためには十分な在庫が必要。そのため、多少割高になったとしても車買取業者は車を買い取ろうとするのです。
車買取業者の決算期、半期決算もこの時期です。売上目標を達成するためには、できるだけ在庫を確保して販売する必要があります。
以上2つの理由が重なるため、この時期は車が高く売れる傾向にあるのです。また、車のフルモデルチェンジ前も査定額が上がる可能性が高くなります。
もちろん、早く売れば売るほど高く売れるのは中古車の基本です。高く売れる時期も見極めながら、なるべく早いタイミングで売却できるとよいでしょう。
付属品を揃えておく
純正のパーツは買取額アップにつながりやすくなります。特に、後から取り付けることが難しいパーツはプラス査定になる可能性が高いでしょう。
衝突回避ブレーキなどの安全装置、純正のナビやドライブレコーダー、ETC車載器などが該当します。
また、新車購入時にオプションで付けたパーツも査定額によい影響を与えます。具体的には、革シートやサンルーフ、スマートキーや自動スライドドアなどです。
反対に、社外パーツやステッカーなどでカスタムしている場合は注意が必要。特に、ステッカーや派手なカスタムパーツは好みが分かれるため、プラス査定にはならない可能性もあります。
カスタムする場合は純正パーツも保管しておき、一緒に査定に出すのがおすすめです。
取扱説明書や整備手帳、スペアキーなどの一般的な付属品も揃えておくとよいでしょう。
車の整備や車内の掃除を行う
内装、ボディともに綺麗な状態の方が査定額は上がる可能性があります。車買取業者が掃除をする手間も省けるため、評価も上がるでしょう。汚れで査定額を見誤る心配もありません。
ただ、査定前に慌てて掃除・洗車をしてもあまり意味がない場合もあります。汚れを放置しておくと、固着したり塗装が劣化したりして査定額に響いてしまう可能性があるからです。
また、タバコやペット、食べ物の臭いも車内に残留するため、慌てて掃除しても除去しきれません。
もちろん、お金をかけてクリーニングすればボディ・内装とも綺麗にできるでしょう。ただ、高額な費用をかけるくらいならそのまま売ってしまった方が得になる可能性もあります。
できるだけ高く車を売るためには、洗車や車内の掃除は普段から心がけておくとよいでしょう。
キズやへこみはそのまま
市販の研磨剤で消せる程度の浅い傷であれば査定に響かない可能性が高いです。ただ、綺麗な方が印象はよくなるため、なるべく評価を下げないように消しておくのをおすすめします。
目に見える大きな傷や板金工事が必要なへこみは、そのままにしておいた方がよいでしょう。傷やへこみを直して上がる査定額よりも、傷やへこみを直す修理費の方が高くなるケースの方が圧倒的に多いからです。
その理由は、多くの車買取業者が自社で整備工場などの設備を持っているから。つまり、修理費も安く抑えられるということです。
傷やへこみは気になりますが、結果的に手元に残るお金を増やすためにはそのまま査定に出した方がよいでしょう。
市販の研磨剤で消せる小さな傷も、自力で直す自信がなければそのまま査定に出した方が安心です。
コミュニケーションをしっかりとる
査定士も人間です。印象がよければ、査定額にもよい影響を与えるかもしれません。
たとえば、複数の業者に査定依頼をしている場合。
「この店で売る気はなさそう」「他店と比べたうえで値上げ交渉をしてきそう」という印象を与えてしまうのはおすすめしません。
この場合、査定士は上限ギリギリではなく余裕を持った査定額を提示してくるでしょう。
しかし、本気で売りたいという印象を与えられれば、最初から高めの査定額を提示してくれる可能性があります。
そのためには、コミュニケーションが大事です。どうして車を売ろうと思ったのか、いつ頃までに売りたいのかなどをしっかり伝えるようにしましょう。
また、契約する予定がなくても印鑑や書類は持参して来店するのがおすすめです。
車一括査定を利用する際の、申し込み〜買取までの流れ
車を高く売るためには、一括査定サービスがおすすめです。ただ、今までディーラーや車買取業者との直接やり取りで車を売っていた方にとっては、一括査定サービスの利用方法はイメージしづらいかもしれません。
そのような方のために、一括査定サービス利用時の流れをご紹介します。一括査定サービスにはさまざまな種類がありますが、基本的に利用方法は同じです。
必要な書類なども流れに沿って説明していますから、車を売る前の心構えの意味でもぜひご覧ください。
- 一括査定業者に申し込む
- 買取業者から連絡が来る
- 査定日を決める
- 価格の交渉を行う
- 必要な書類を準備する
- 車を引き渡す
- 入金の確認をする
一括査定業者に申し込む
まず始めに、一括査定サービスのHPにある申し込みフォームから申し込みを行いましょう。サービスごとに記載する内容は多少異なります。
基本的には「氏名・電話番号」などの簡単な個人情報と、「メーカー・車種・年式・走行距離」などの車に関する情報が必要です。
多くのサービスが10項目ほどの入力で簡単に終わるため、時間はほとんどかかりません。申し込みと同時に車の相場額がチェックできるサービスもあるため、交渉の際の参考にしましょう。
買取業者から連絡が来る
申し込みを終えると、査定を依頼した車買取業者から直接連絡が来ます。申し込みをしてすぐに電話やメールをくれる場合もあるため、心構えをしておきましょう。
まずは、申し込み時に記載した車の情報をもとに概算査定額を提示してくれます。最終的な査定額とは異なりますが、実際に査定を依頼する業者を選ぶ際の判断材料になるはずです。
気に入った業者があれば、査定日の調整に入ります。他の業者から連絡が来るまで保留にしてもよいでしょう。
査定日を決める
各車買取業者と査定日を調整します。ここからのやり取りは一括査定サービスを通さず直接業者と行うため、スケジュールなどをきちんと把握して査定を依頼しましょう。
査定には、来店と出張の2種類があります。出張査定ができるかどうかは業者によって異なるため、事前に確認しましょう。
来店・出張査定とも無料の業者が多いですが、こちらも詳細は確認しておくと安心です。査定額に納得いけば、即日引き取り・支払いをしてくれる場合もあります。
価格の交渉を行う
できるだけ高く売るためには、価格交渉も必要です。査定士も人間ですから、しっかりとコミュニケーションを取りながら進めていきましょう。
その日に契約を決める必要はないため、他社と比較しながらじっくり考えてみてください。
ちなみに、希望売却価格を伝える必要はありません。それ以上の価格が付く車であっても、希望売却価格が安ければ安い査定額を提示される可能性があるからです。
希望売却額を聞かれた場合は「一番高く買ってくれる業者に買取を依頼します」と答えるとよいでしょう。
必要な書類を準備する
車を売却するためには、さまざまな書類が必要です。希望する査定額が提示されたときにすぐ契約できるよう、書類はあらかじめ揃えておくとよいでしょう。
交渉の際にも書類が揃っていた方が印象がよくなります。
必要な書類は以下を参考にしてください。普通自動車と軽自動車で必要書類が異なるため、間違えないようにしましょう。
普通自動車 | ・車検証・自動車税納税証明書・自賠責保険証・リサイクル券(預託済みの場合)・実印・印鑑登録証明書・住民票(車検証の住所と現住所が異なる場合)・委任状(販売店が用意)・譲渡証明書(販売店が用意) |
軽自動車 | ・車検証・軽自動車税納税証明書・自賠責保険証・リサイクル券(預託済みの場合)・認印・住民票の写し(現住所を証明できる書類で代用可)・自動車検査証記入申請書(販売店が用意) |
車を引き渡す
引渡し前には車内を掃除しましょう。不要なゴミを片付け、私物が残っていないかきちんと確認してください。以下の点は忘れがちなので注意しましょう。
- カーナビに登録した住所や目的地は消去したか
- カーオーディオ内にCD・DVDが残っていないか
- ドライブレコーダーのメディアを忘れていないか
新しい車を購入する場合は、引き渡し日と納車日のタイミングを合わせるのも大事です。
タイミングが合わない場合はどうするのかも決めておきましょう。無料で代車を貸してくれる業者もあります。
入金の確認をする
入金までにかかる日数は売却する車買取業者によって異なりますが、基本的には数日~1週間程度で指定した口座に振り込まれるでしょう。
引き渡し日に前金として売却金の一部を支払ってくれる業者もあります。
一括査定サービスと提携している車買取業者は基本的に信頼できるはずですが、不安を解消するためにも入金日は事前に確認しておく必要があります。
予定日を過ぎても入金が確認できない場合は、車買取業者に連絡しましょう。入金が確認できれば売却は完了です。
一括査定サービスでのよくある質問
Q.電話はしつこくないの?
A.一括査定サービスは複数の車買取業者に査定を依頼するため、査定日の調整や概算査定額の提示などでどうしても電話連絡は必要になります。10社に査定依頼をしたなら、10回は必ず電話があると考えてください。
売却先が決まった場合は、「すでに車が売れたので今後の連絡は不要です」と伝えれば連絡はなくなるでしょう。まとめてキャンセル対応してくれる一括査定サービスもあります。
また、一括査定申し込み時に電話・メールの選択ができるサービスもあります。連絡可能な時間などを指定できる場合もあるため、こちらを活用するのもよいでしょう。
Q.問い合わせ後のキャンセルはできるの?
A.申し込み窓口とは別に、キャンセルや相談専用の窓口を用意しているサービスもあります。
専用窓口がない場合は、各業者にキャンセルすることを伝えましょう。
「新車購入をやめて今の車にしばらく乗ることにした」「家族に譲ることになったので査定は不要です」などと伝えるとスムーズです。
Q.相場が分からない
A.一括査定依頼時に、車の相場がチェックできるサービスもあります。
また、ネットで査定をシミュレーションできるサイトもあり、こちらを使用すれば匿名で概算査定のチェックが可能です。ただし、実際の査定額とは異なる場合があります。
Q.査定金額はどのタイミングで分かるの?
A.概算査定は、一括査定申し込み後、各業者から電話が来たタイミングで分かります。
実際の査定額が分かるのは、来店・出張査定を依頼して査定士に車を見てもらってからです。
まとめ
一括査定サービスなどを活用して業者選びをした方が安心です。複数の業者にまとめて査定依頼すれば、適正価格も分かるでしょう。
また、1社だけに絞るよりも高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。大事な愛車ですから、きちんと価値を判断してもらって手放しましょう。
今回ご紹介した内容も参考にしながら、まずは自分に合った一括査定サービスを探してください。
「気になっている業者と提携している」「まとめて査定できる業者数が多い」「キャンセルしやすい」など、人によって向いているサービスは異なります。
何を優先するのかを考えながら、一括査定サービス、そして車買取業者を選んでください。
また、愛車をなるべく高く売るために自分でできることもあります。日頃から掃除をしたり売るタイミングを見極めたりしながら、いつか来る愛車の売却を見据えたカーライフを送っていけるとよいですね。